
📷画像引用:
「黒川岬から望む桜島」
出典:姶良市観光協会公式サイト
鉄砲の音が鳴り響いた戦の地で、いまは静かに波とネコと
⛩黒川岬ってどんな場所?
鹿児島県姶良市の海沿い、「加治木八景」のひとつにも数えられる黒川岬(くろかわみさき)。
ここは、市内でも最も錦江湾の奥に位置する岬で、晴れた日には波の向こうに桜島がどーんと浮かぶように見える、大パノラマスポットです。
また、この地はなんと、「錦江湾(きんこうわん)」という名前のルーツとも言われていて、江戸時代の歌人・島津家久が詠んだ和歌——
「浪のおり かくる錦は 磯山の 梢にさらす 花の色かな」
この一首が、今の「錦江湾」の語源になったと伝えられています。
🔫鉄砲が初めて戦で使われた!?「黒川崎合戦」
風光明媚な黒川岬ですが、歴史をさかのぼるとちょっとビックリな背景が。
天文18年(1549年)、この地では**島津氏と肝付氏の激しい戦「黒川崎合戦」**が行われました。
記録によれば、この戦で初めて鉄砲が実戦で使われたとされ、当時の史書『貴久公御譜』には——
「連日矢が飛び交い、鉄砲を発したので、数か月人々の耳や目を驚かせた」
と書かれているほど。
今の穏やかな風景からはちょっと想像しにくいけど、歴史の転換点がここにあったんですね。
🏄日曜日の満潮めがけてSUPしてきた

そんな歴史の舞台、黒川岬を**サップ(SUP/スタンドアップパドルボード)**で一周してきました!
この日は日曜で、満潮が9時半ごろ。
朝の静かな海には、釣り人がちらほら。西側の漁港ではジェットスキーを楽しむ人たちもいて、思い思いに錦江湾を楽しんでいました。
公園からのエントリーはちょっと大変。というのも——

- 黒川展望公園には駐車場・トイレ・水道完備
- ただし、海水浴やSUP用のビーチは無し
- 公園の急な階段から、ちょっと無理やりエントリー(笑)
潮位の高い時間を狙えば、安全にSUPもできそうだけど、ライフジャケットと下見は必須です!
⛩岬の裏側に謎の「祠」⁉
SUPで岬をぐるっとまわっていくと、裏手の岩場に祠(ほこら)らしきものを発見👀
岩をくりぬいたような小さなスペースに、石や貝殻などが供えられていました。
気になって調べたところ、この辺りには昔から**「航海安全」や「海の神様」への祈り**を込めて、地元の人たちが岩場に祠を設ける風習があったそうです。
正式な神社ではないものの、こうした祠は「浜神様」や「岩神信仰」とも呼ばれ、昔の漁師や船乗りたちにとっては命を守ってくれる場所だったのかもしれません。

🐾ネコがいっぱいの展望公園
サップを終えて戻ってくると、公園にはネコがたくさん🐈!
地元のおじさんが餌付けしていて、ベンチのまわりには人懐っこい猫がわらわらと…。

桜島とネコと静かな海。
まさに癒しのひとときでした。
🌸今と昔が交錯する場所
数百年前は鉄砲の音が響いていたこの地で、今は波音とネコの鳴き声だけ。
かつては「桜川」とも呼ばれ、桜が咲き誇る名所だったという黒川岬。
その時代、その時代の景色や想いをのせながら、錦江湾の奥でひっそりと、しかし雄大にたたずんでいる場所です。
ちょっとハードなエントリーだけど、歴史好き・自然好き・SUP好きには超おすすめのスポットです!
📌基本情報メモ
- 📍黒川展望公園(姶良市加治木町)
- 🚗駐車場あり/トイレあり/水道あり
- 🚫海水浴場ではないためエントリーには注意
- 🧭SUP初心者は干潮時・波高時を避けて


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