横浜DeNAベイスターズを昨季限りで退団した**三嶋一輝投手(35)**が、現役引退を決断した。
「明日をつかむために戦い続けた」という言葉通り、先発・中継ぎ・守護神とあらゆる役割を経験し、13年間プロの世界で戦い抜いた。
難病「胸椎黄色靱帯骨化症」との闘い
2022年1月、三嶋は国指定の難病胸椎黄色靱帯骨化症と診断された。
歩行困難、脚が上がらない症状に加え、投球のたびに嘔吐、膀胱障害にも苦しみ、「歩けなくなる可能性がある」「競技復帰は難しい」と医師から告げられた。
それでも諦めず、複数の医師の意見を聞いた末、同年8月に約5時間半に及ぶ手術を受ける。
奇跡の復活、そしてお立ち台
復活のシーズンは2023年。
三嶋は27試合に登板し、復活勝利も記録。
お立ち台から見た景色は、今も「宝物」だという。
「トミー・ジョン手術のように、黄色靱帯骨化症も“手術すれば戻れる”病気として認識されてほしい」
自身の闘いは、同じ病と向き合う選手たちの希望になることを願ってのものだった。
後輩たちへ託した思い
阪神・湯浅京己投手も同じ難病を抱える一人。
三嶋の復活は、確実に後輩たちへ勇気を与えてきた。
現在も球界には、同じ病と闘う選手がいる。
三嶋の13年間は「記録」以上に「記憶」に残るプロ野球人生だった。
これからの三嶋一輝
DeNAから用意されたポストに感謝しつつも、今後は外に出て野球を学び、自身の経験を伝える機会を探していくという。
「野球一つでしか生きてきていない。でも、だからこそ伝えられることがある」
戦う場所は変わっても、
三嶋一輝の“闘う姿勢”は、これからもベイスターズファンの心に残り続ける。



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