伊勢ヶ濱部屋転籍と“白鵬色”を巡る、相撲ファンの本音
大相撲初場所(2026年1月)を前に発表された番付で、ひときわ注目を集めた話題がある。
それが、旧宮城野部屋の力士たちの四股名変更だ。
中でも衝撃が大きかったのが、
伯桜鵬 → 伯乃富士 への改名。
X(旧Twitter)では「伯乃富士」がトレンド入りし、賛否入り混じった声が一気に噴き出した。
なぜ、ここまで話題になったのか
背景にあるのは、旧宮城野部屋の事実上の解体と、**伊勢ヶ濱部屋**への転籍だ。
元横綱 白鵬翔 が師匠を務めていた宮城野部屋は、弟子の不祥事を受けて閉鎖。
力士たちは伊勢ヶ濱部屋に預けられ、師匠は現役横綱から親方となった 照ノ富士。
そして今回、
旧宮城野部屋出身の力士8人が
「鵬」→「富士」
という形で四股名を改めた。
この“揃い方”が、ファンの心をざわつかせた。
ファンが感じた違和感の正体
正直に言うと、
「いくらなんでも一気に変えすぎじゃないか?」
というのが、多くのファンの本音だと思う。
四股名は単なる名前ではない。
- 入門時の決意
- 師匠との関係
- 積み上げてきた土俵の記憶
それらがすべて詰まった“看板”だ。
特に「鵬」の字は、白鵬という絶対的存在のもとで育った証でもあった。
それが一斉に消えたことで、
- 「白鵬色の排除では?」
- 「功績まで消そうとしていないか?」
- 「あまりにも協会都合では?」
と感じた人が多かったのも、無理はない。
それでも「理解できる」側面もある
一方で、冷静に見れば理解できる点もある。
伊勢ヶ濱部屋は、もともと
「◯◯富士」という四股名文化を持つ部屋。
部屋としての一体感、再スタートの象徴として
四股名を揃える判断自体は、組織論としては自然だ。
実際、
- 「伯桜鵬も好きだったけど、伯乃富士も悪くない」
- 「新しい環境で心機一転、応援したい」
という前向きな声も確かに存在する。
炎鵬が“変えなかった”意味
そんな中で、象徴的だったのが
炎鵬 の存在だ。
唯一、四股名を変えなかった力士。
これには多くのファンが
「ホッとした」
と感じたはずだ。
炎鵬という名前は、
- 技能派としてのイメージ
- 小兵で闘う姿
- ファンとの物語
すべてが結びついている。
ここを無理に変えなかったことは、
「力士本人の意志は尊重されている」
という、数少ない救いでもあった。
白鵬が去った今、残るもの
白鵬はすでに 日本相撲協会 を離れ、
世界へ相撲を広げる活動に舵を切った。
だからこそ思う。
名前が変わっても、
育てられた事実まで消えるわけじゃない。
伯乃富士が勝てば、
「元・伯桜鵬」の記憶は必ず語られる。
炎鵬が土俵に戻れば、
宮城野の名はまた思い出される。
相撲ファンとしての結論
四股名改名は、やっぱり寂しい。
これは間違いない。
でも同時に、
力士は今も土俵で闘っている。
- 名前が変わっても
- 師匠が変わっても
- 環境が変わっても
応援する理由は、そこにある。
伯乃富士も、炎鵬も、
旧宮城野の力士たちも。
結局、相撲ファンは
「土俵の姿」で判断する 生き物だ。
だからこそ──
複雑な気持ちを抱えつつ、
今日もまた、拍手を送る。
まとめ(相撲ファンの本音)
- 四股名改名は正直つらい
- 一斉変更には違和感がある
- それでも力士本人は応援したい
- 炎鵬が残ったことは希望
- 土俵がすべてを語る
次に名前が呼ばれる瞬間、
その一声に、これまで以上の意味が込められている気がする。



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